東京ディズニーシー®︎のハンガーステージにて、新しいショー「ドリームス・テイク・フライト」が2025年7月16日(水)よりスタートしました。
初心者や遠方組、バケパ組や久々ディズニーの人なら「観るべきかな?」と気になるハズ。
そこで今回は「ネタバレなし」で、行く前に内容がどんなものか?オススメな人はどんな人か?を独断と偏見でお送りします。
言語化がかなり難しかったけど頑張ったからぜひ見てやってください😂
感想は少なめに、あくまでもどう楽しめるものか?に重点を置きました!


ものすごい頭を悩ませてたね(笑)
ディズニー旅に行く前の参考になりますように!どうぞー!
ネタバレなし!ドリームス・テイク・フライトの解説
【結論】
ダンサーさんが沢山出てくるコロナ前のショーの雰囲気を垣間見ることはできる!しかし、ディズニー知識があっても無くても1回で楽しめる&咀嚼できるようなショーではない。
観賞しながらショーのメッセージを同時解釈したいタイプの人には、怒涛のクエスチョンラッシュが続くため解読レベルは高いハズ。そのため、今回はクラブマウスビートのような「各キャラクターの見せ場を楽しみに行くわ!」が好きな人ならオススメのショー。

ごめん、何言ってるかわからない😂
だよね(笑)
じゃあココからもう少し詳しく解説していくよ。

ココから先はガッツリ解説モードになります。ネタバレ回避しながらの解説ですが、おそらくココを読んで行けばまだ当日の「なるほど!」レベルはまだ高くなると思います。でも「これだけの知識ないとダメなの…」という人は何も考えず、とりあえずショーのカッコいい演出を楽しみに行くと良いと思います!では、予備知識編としてどうぞ。
ショー会場はロストリバーデルタにある『ハンガーステージ』
このドリームス・テイク・フライトはロストリバーデルタにある『ハンガーステージ』という場所で行われています。
「こんな所から解説するの?」とブラウザバックしないで下さい、ここからもうヒントが始まっているのです。

ウソでしょ?!
本当だよ!笑

さてハンガーとは、飛行機の格納庫を意味する「hangar」のこと。
恐らく航空業界にお勤めの方なら「仕事場以外で聞きたくない!笑」と言われそうな言葉、つまり日本でも航空業界なら普通に使われている言葉です。
わたしたちなら、遠方組を乗せて羽田空港に連れて行ってくれる飛行機に乗った時をイメージしてみてください。
「さあ今から飛行機飛ぶぞ!」もしくは「よーし着いたぞ!」のとき、滑走路を走っていたら窓の向こうに飛行機が入ってる大きな箱を見たことありますか?アレです、アレ。あれをハンガーと言います。
ハンガーとステージ、ですから。
飛行機を格納していた大きな格納庫を活かしてステージに生まれ変えさせた場所、という設定がこのハンガーステージにはあったりします。
ではここで、一旦こちらをご覧下さい。
さらに、有賀氏は「どうすれば飛行機工場らしくなるのかという点です。リアルにみんなが飛行機を作っている過程を描くという展開に、プロデューサーたちの思いを乗せて、希望の物語になるよう意識しました」とこだわった点を明かした。
TDS、5年5か月ぶりに新たな屋内ショー 「コンセプトづくりから完成まで3年」プロデューサーと演出担当が明かす制作秘話 | ENCOUNT
ENCOUNTさんの取材にて本ステージの制作に当たられたディズニー大好きな方々からするとレジェンドと称される2人の貴重なインタビュー記事からの抜粋なのですが、この回答からもハンガーステージの設定を活かして作られたショーであることは明らかだと思われます。
さらに、公式サイトに書かれているショー説明もここで見てみましょう。
始業前の工場に、工場長を務めるピートと飛行機づくりに誇りと情熱を注ぐ職人たちが集まると、大忙しの1日が始まります。工場では、ミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちが、様々なハプニングを乗り越えながらも、飛行機を作り上げようと力を注ぎます。職人たちが楽しくにぎやかに飛行機を作り上げると、会場は一体感に包まれ、飛行機の完成をお祝いするフィナーレを迎えます。バラエティーに富んだシーン展開と遊び心あふれるパフォーマンスでお届けするエンターテイメントを、どうぞお楽しみください!
【公式】ドリームス・テイク・フライト|東京ディズニーシー | 東京ディズニーリゾート
ここまで読めば「飛行機の格納庫だったハンガーステージならではの設定を活かし、飛行機づくりのショーを作った」ことは読み取れるのではないでしょうか。

なるほど!だからあの作業着みたいな服をみんなが着ているんだね!
でもどうして1回で楽しめるようなショーではないの?
ここからが難しいなーと思ったポイントなんだよね。
というわけで、なるべく頑張ったパートをどうぞ(笑)

【ネタバレなし】ドリームス・テイク・フライトの内容、3つの重要ポイント
- 英語歌詞
- 新しいパフォーマンスの試み
- キャラクターの示すメッセージ難易度が高い点
いざ見に行ってみると他ショーと比べて、圧倒的にダンサーが多く登場してきてビックリ!
見慣れない人からすると沢山ダンサーが出てくるぞ、キャラクター達もカッコよく踊っている!
あっ!あの舞台装置はアレでも見たな、あの演出は確かに懐かしい&新しい、なるほどこれは嬉しいかも!そして最後は「おお…」となるのです。
が。
「ライト勢をもし連れて行くとしたら、必ず連れて行きたいもの?」と聞かれると、積極的には選びに行けないと思った理由が上記の3ポイントでした。
人を選ぶショーなのかなーとは思った。
私のフォロワーさんは遠方組や久々組だからディズニー旅の貴重な時間をどう使うか?を見極められるためにも、頑張って忖度なしにお伝えします。


(なんか、わかるようでわからないからもう少し解説を聞いてみよう)
英語歌詞
ドリームス・テイク・フライトは、ディズニー各キャラクターの前知識があり、なおかつ英語もわかってこそ「ああそういう話ね〜!」とわかるショーだろうな、と感じました。
さすがにショーを観ただけだと「製作陣が伝えたかったことが伝わらないのでは…」と思った理由がいくつもあるのですが、その大事な理由の1つが「英語歌詞」です。
ドリームス・テイク・フライトでは、ミッキー達のセリフは少なめ。(つまり日本語パートが少ない、ということ。)
ミュージカルなパフォーマンスに振り切ってきた印象がとても強く、イメージは「ハイスクール・ミュージカル」的な音楽だったり、ノリだったり。
「ビッグバンドビートだって英語歌詞じゃないか!」
と言われそうですが、今回のショーに関しては恐らく英語歌詞に込められたメッセージに重要な役割があるハズなんです。なぜなら、製作陣のプレス向けインタビューをおそらくほぼ全て確認しましたが、本ショーにおいては製作陣が伝えたかったメッセージはとても明確だと感じられるからですね。(気になる人はぜひとも調べてみてください、すぐ大量に見つかります。)
しかし今回のショーは全て英語歌詞でありミッキー達の日本語のセリフは本当に少ないため、もし英語が苦手ならば「今何をしているのか?」はシーンを見ながら想像する流れになりますよね。しかし、考えているうちにドンドンと話は展開していきます。
今回、筆者のなけなしの英語リスニング力ではありますが、製作陣が伝えたかったメッセージは1曲目の音楽で世界観に巻き込めるかに掛かっていると考えられた内容でした。しかし英語が苦手だと英語歌詞だからこそ世界に入り込めない≒メッセージを受け取れないままショーが終わってしまうのでは?と考えられるのです。

英語わからないと世界観に入り込めないのはわかるけど、メッセージが明確だからこそ受け取れないのはモッタイナイ気がするな。
もう少し日本語のセリフがあっても良かったのかもなーとは思った!

新しいパフォーマンスの試み
しかし、流石はハンガーシアターですね。
完全屋内型シアターだからこそできる演出はいくつもありました!
そしてダンサーさんの多さにも驚くはず!ダンサーさんは、最初から8人→6人→4人とドンドン出てくるので、勢揃いした瞬間のミュージカルを見ているかのような舞台上の豪華さはスゴかったです。
これがいわゆるコロナ前の東京ディズニーといえばこうだよね!の雰囲気を垣間見られるポイントだね。

そして完全屋内型シアターだからこそ音の響きを楽しませたり、暗所を活かした演出がガッツリありました。
おそらく海外のパフォーマンスにアンテナ張ってるタイプの人なら「それきたか!!」とニンマリするシーンがあるんですよね。余談ですがハルは生きているうちに、日本で生でコレを見られるとは思わなかったので、とても嬉しかったです。
しかし、ハンガーステージで過去やっていたショーが好きな人からすると既存の装置を活かしたパフォーマンスがちょっと物足りないと思わせてしまう点は否めませんでした。

じゃあ昔ハンガーステージで見たようなショーのビジュアルではなさそうなんだね?
そうだね、そのイメージでいいと思う。
そして、人を選ぶと感じたのが次のポイントだね。

キャラクターの示すメッセージ難易度が高い点
英語歌詞で本ショーの世界観に導入したかったのかもしれません。しかし英語が苦手な人にはスッと入らないスタートを切ったまま、ストーリーが進んでいくとお伝えしました。
そして「なんかよくわからないけれどミッキー達が飛行機を作り始めた!」のは舞台を見ていたらわかるのですが、よくわからない話だからこそ「なぜこのキャラクターが今登場してきたの?」がわからないまま最後までストーリーは走り切ってしまいます。

というと?
ディズニーガチ勢じゃない民なら「どうしてあのキャラクター?」と思っていたら、もうショーが終わってるんだよね。


エッ!?
ディズニー初めて行くよ!久々なんだ!つまり、ライト勢なんだ!の民からすると、ちょっと馴染みのないキャラクター達が出てくる点は否めません。
例えば、ピート。(※公式サイトの設定が見られます。)
昨年から東京ディズニーリゾートで見かけるようになりましたが、知らない人からすると、実はミッキーよりも先輩で1番古いディズニーキャラクターであることは知られていません。しかもミッキー達の天敵で、いわゆる悪役キャラクターとして登場していて、性格もかなりキツめだったことも知らない人からすると「あの子は誰なんだろう?」「なんか偉そうだな」と感じるくらいで物語が進みます。
見ていれば物語がわかるのかな?と期待するものの、先述した通り日本語のセリフは全員本当に少しだけ。
基本的に英語歌詞の音楽に合わせてキャラクターとダンサーさんの華麗なダンスとパフォーマンスとでストーリーが進むため「この子はよくわからないけれど、ショーはなんかすごいな〜」とボンヤリ感じながらショーは進むんですね。
そうして「なんかすごいな〜!」と思っているうちに、とあるシーンでさらに3人も登場します。
それがポカホンタスにメリダ、そしてモアナ。
さて問題です。この3人をディズニーライト勢が「どこまで知っているか?」ですが、残念ながら筆者には見当がつきませんでした。
余談ですが筆者は珍しいタイプの家庭だったためか1番最初に触れた作品がポカホンタスだから知っていたけれど、恐らく彼女達3人はライト勢には「ごめん、ちょっと知らないかも…」となってしまうキャラクターかもしれません。
それぞれの作品について触れるとさらに膨大になってしまうのでサックリまとめると “強い女性としてのイメージ” を持ったキャラクター達です。

ポカホンタスが最初!?だいぶ珍しくない?!
だよね(笑)
しかも英語版のVHSだったな、懐かしい😂

ネタバレになるので、彼女達がいつどのように出てくるのかは伏せます。
しかし、彼女達が出てきて「おっ!」と思えるのは、おそらく前日に「Reach for the stars」を観た場合ではないでしょうか。
「昨日見たキャラクターだ!」となれる、かもしれない。しかし、彼女達の情報を知らないと「初めてみるキャラクター達が出てきたぞ!」となるので、また「なんかすごいな〜!」とボンヤリ感じさせたまま物語は進んでしまうのです。
ここで改めてあの公式サイトの案内を見て欲しい。


見てあげましょう!
始業前の工場に、工場長を務めるピートと飛行機づくりに誇りと情熱を注ぐ職人たちが集まると、大忙しの1日が始まります。工場では、ミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちが、様々なハプニングを乗り越えながらも、飛行機を作り上げようと力を注ぎます。職人たちが楽しくにぎやかに飛行機を作り上げると、会場は一体感に包まれ、飛行機の完成をお祝いするフィナーレを迎えます。バラエティーに富んだシーン展開と遊び心あふれるパフォーマンスでお届けするエンターテイメントを、どうぞお楽しみください!
【公式】ドリームス・テイク・フライト|東京ディズニーシー | 東京ディズニーリゾート
飛行機づくりに誇りを持った職人達とミッキー達がハプニングを乗り越えて無事に飛行機を完成させる物語ですよね。
飛行機づくりに奮闘しつつ完成するまでのアレコレをあらゆるパフォーマンスで楽しませてくれるのですが、ピートが工場長である理由、なぜポカホンタスにメリダ、モアナが出てくるのか?を、少なくともここまでの情報を元にショーを見ながら製作陣の伝えたかったメッセージを読み解けるか? がポイントになってきます。
つまり、冒頭に戻りますが英語歌詞がわかってこそショーの内容がわかり、パフォーマンスを楽しめて、キャラクター達が登場した意味がやっと見えてくる、かもしれない。
…おわかりいただけるだろうか。(唐突なホラー展開)


急に何なに!?(笑)
これ、ライト勢に説明するの難しくないですか?(苦笑)
なので、なんかよくわからないまま物語が進んでなんか演出カッコいいシーンもあったね!でもなんだろう、ワーすごーい!!感動した!!となれるわけじゃないんですよ。
これを、年に1回くらいしか来られないよ!という遠方組やライト勢に「ねえハル、行くべきかな?」と言われたら「う、うううんん、ショーエントリー(無料抽選)が当たったら行くといいかな。でもでも!!クラブマウスビートのような、演出とかノリが好きとか、各キャラクターの見せ場を楽しみたい派なら行くといいと思うよ!!」と、かなり悩んだ顔をしながら言うんだろうな。
と思ったので、すんごい長ったらしいけれど前知識として持っておけば、まだ当日「なるほどね!」レベルが高くなると思ったので、ココまで伝えました。

むっず!そしてなっがいわ!😂
ごめんて!!
でも、ネットで今賛否両論になるのもわからなくもないな…と思ったから、その理由を頑張って解説したらこうなったんだよ。わかって〜!!笑

ネタバしなし!ドリームス・テイク・フライト解説まとめ
【結論】
ダンサーさんが沢山出てくるコロナ前のショーの雰囲気を垣間見ることはできる!しかし、ディズニー知識があっても無くても1回で楽しめる&咀嚼できるようなショーではない。
観賞しながらショーのメッセージを同時解釈したいタイプの人には、怒涛のクエスチョンラッシュが続くため解読レベルは高いハズ。そのため、今回はクラブマウスビートのような「各キャラクターの見せ場を楽しみに行くわ!」が好きな人ならオススメのショー。
本文には載せませんでしたが「Dreams take flight」とは英語圏では熟語ではないものの、詩的表現として使われる言葉だったりします。
夢が現実になる、夢に向かって進み始める、希望が形になる瞬間、ワクワクする旅立ちの始まり、など。
ネタバレなしの当日楽しめる最大のヒントは「ミッキー達が飛行機づくりを通して夢を叶えるために奮闘する物語」だろう、ということ。
これはスルメ的なショーになるかもしれないね。
何度も通って、ああなるほど!となれるショーかもしれない。だけどあまりにも各キャラクターの情報を知っておかないと読解が難しかったから、もう少し日本語セリフ増やして欲しかったなーと思いましたー!笑


何日もウンウン唸ってよくまとめてくれました!笑
ここまで読んでくれた人の参考になれたら嬉しいねー!!
とてつもなく長い解説を最後までお読みくださりありがとうございました。
このネタバレなし解説が少しでもあなたのディズニー旅を楽しめるヒントになれていたら嬉しく思います。
素敵なディズニー旅になりますように!


